婚活には不安がもれなく付いてくる

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私は仲人になって約19年経ちますが、婚活している人の悩みをひと言で

表現するとしたら「不安である」、これに尽きます。

あなたも、あなたも、あなたも、皆、そうです。

「○月○日、運命の人現れる」なんて、まったく!わからないのですから

不安になって当然だと私は思いますよ。

あなたはこの不安から一刻も早く逃れたいのですが、こればかりは誰にも

わからないわけです。 だから苦しむわけです。辛いわけです。

この不安というのは、あなたにどこまでも付きまとう厄介な感情かも

しれませんが、そんなに悪者扱いしないでください。

というのは、不安があるから、不安から逃れたいから、あなたは前に進んで

いけるのです。 あなたは何かしら行動しているはず。

前進しているとき、さて次はどうしようか?と少しでも工夫しているはず。

つまり、昨日のあなたと比べると今日のあなたは進歩しているのです。

あなたは目に見える変化を期待しているかもしれませんが、物事というのは

小さな事柄を積み上げていって、月日を経て熟成していくものです。

自分では気がつかなくても、確実に成長しているのは確か。

そう考えると、不安というのは何か物事に突き進んでいくときの「原動力」になっていることに

気がつきませんか?

不安に負けてしまうときは、物事をあきらめたとき。

もちろん、自分自身が選択したのであればOKです。

そうじゃない場合は、また別の不安が襲ってきます。

昔ご成婚された会員さんが仰っていましたが、婚活しているときは相手が

現れるかどうかの不安、結婚したら子供が授かるかの不安、子供が授かったら

無事生まれるかの不安、無事生まれたら育児の不安など見事なまで不安のオンパレード。

その方曰く「婚活が終わったら不安から解放されると思ったけれど、また別の不安の

種が生まれてきて、結局生きている限り解放されることはないんだ」と。

婚活世代でなくても、年老いた親の介護の問題、年金の行く末を含めた

経済的な不安など、その要因は人さまざま。

これも、いくら先を思い煩っても将来のことはわかりません。

だったら、物事を甘受して、今この一瞬、一瞬、自分に出来ることをして

生きていくのです。 婚活でなくても、すべて同じこと。