過去の栄光が捨てられない女性

もうずい分前の話です。

ある３０代後半の女性の婚活の話を聞いてくださいね。

彼女はすごい美人です。

２０代の頃は、広告のモデルをしていたそう。

ですから、彼女曰く　「若い頃はものすごくモテた」　とのことです。

私から見ても、確かに過去はモテたでしょうし、

まだまだモテる方だと思いました。

あなたは、「こんな方が、何で婚活するの？」って

思われるかもしれません。

要するに、チヤホヤされた時期は終わり、

気がついたら誰もいなくなった・・・　というわけ。

さすがの彼女もここにきて焦りが出てきて、

婚活を始めたのです。

が、彼女みたいな　「すごいモテ女」　は、

【過去の栄光を捨てられない=現実を受け入れられない】

という、困ったところがあるのです。

ある時、私が４０代の自営業の男性を紹介しました。

そのときに、彼女が言ったセリフを私は忘れられません。

な、なんと言ったかというと、

「うーん、年収２０００万クラスって、中途半端なのよね」　って。

これには、私の方が、ウーンと深く唸ってしまったのでした（笑）。

彼女は口では、「どなたでもいいから会わせて下さい」

と言いながら、実際は　「あれもダメ、これもダメ」。

挙句の果てには、「年収２０００万クラスは中途半端」って。

（あなたは、一体何様なのよぉおおおおおおお）

と、私は心の中で叫んだのでした

しばらくして、彼女は明るい顔をしてこう言いました。

「外国に行きます。ターゲットを外人にします」　と。

あれから、どうなったことやら・・・。

時々、私は彼女のことを思い出します。

そして、願います。

「幸せに暮らしていますように」　と。