こんにちは。埼玉県吉川市の結婚相談所オフィス悠です。
50代初め(初婚)が私の相談所に入会しました。それまで好きな仕事に夢中で異性と出会うチャンスはまったく無。そんな彼がなぜ結婚したいと思ったかというと、部下から婚活相談を受けることがあったからです。そのとき、恋愛経験がないのでまともに相談に乗れるはずがなく、しどろもどろする彼の姿を見て、”アチャ~、相談する相手を間違えた・・・”という感じで気まづい間が流れたとのこと。
仕事や人に恵まれてきたけれど、人として経験していないことがあると強く感じました。そして、彼曰く「婚活というものを経験したほうがいい」と思ったそうです。それから「善は急げ」と即行動。相談所婚活を始めたのです。
彼は身長があるし、理科系大学出身で条件が整っているのです。年収は一千万超え。ですからお見合いのお申込みをたくさんいただきました。その中からお見合いしていったのですが、誠実さが相手に伝わったようでほとんど仮交際に進んだのです。
しかし、決まって初デートでお断りされてしまうのです。女性慣れしていないせいかコミュニケーションに問題があると思った私でしたが、お断りの理由がすべて同じだったのです。
それは、「私服がダサイ!」ということ。
私は彼のスーツ姿しか見たことがなく、一体彼がどのような服装だったのか想像できなかったのです。それに入会時にデート用の服をユニクロなどで一式揃えておくように指導しています。なかには10万握りしめてデパートに行き、店員さんにコーディネイトしてもらう会員がいるくらいです。そこまでお金をかけることはないから清潔感がある服装は婚活の必須アイテムであると説明していたのでした。それなのに、どうして・・・。
すぐにいつも着ている服を着てオフィスに呼んだのはいうまでもありません。そのときの私のショックといったらありません。というのは、彼の服装は襟が伸びているTシャツにダボダボのズボン。聞いてみると何年も服を買ったことがないというじゃありませんか。そもそも服に興味がなく古くても着られるから別にいいと言うのです。再び婚活における外見の重要性を力説した私。そうしたら、彼は表情を変えることなく「別に構わないじゃないですか。これが僕だ」と。
服装のことでこんな強い抵抗を受けたことは、私の長い仲人人生で初めてのことでした。価値観は人それぞれということを思い知らされたのです。
そして、「これが僕だ」と言った彼の温和そうな人柄の裏にある頑固さを感じました。これも彼の一部なのですから否定するわけではないです。しかし結婚したかったら、どうしても「柔軟性」が必要。他人と折り合いながらやっていくのが結婚なのですから。
気になる彼ですが結果が出ず長い休会に入ってしまいました。
(ブログは実話ですが、脚色してあります)
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