「今の女性は自分磨きはもう十分できている。
あまり磨きすぎると目が高くなり、
それに見合う男性がいなくなる恐れがある」
というような内容を雑誌や本で読んだり、
話を聞いたりします。
どうやら 「自分磨き」 という言葉は、
婚活のキーワードのようになっているようですね。
確かに、理想の男性と巡りあうために
外見を磨き、いろいろなことを勉強して
教養を高めようとする姿勢は立派です。
結婚というスタートラインに立つ上で、
実践に備えていろいろなものを吸収して、
自分を深めるのはいいことだと思います。
自分の内側から 「今はこれを学ぼう」 と思ったら
何でもやってみたらいいし、
何か危機感や目的があるときの方が、
グッと自分自身が成長できるチャンスでもあります。
しかし、「自分磨き」 とは理想の人と出会う
ためにだけするのではなく、
あくまでも自分の人生を豊かにするためのものなんじゃないの
って、私なぞは思います。
結婚はゴールではなくて、これからスタートラインに立つのです。
何十年と連れ添うのが、結婚の前提条件でしょう。
その長い年月のうちに、波風が何もない
なんてことが果たしてあるでしょうか。
穏やかな結婚生活は理想ですがね・・・。
まず大波か小波かはわかりませんが、必ずやってきます。
そんなときに、何か知っているのと、そうでないのとでは、
心の持ち方や対処の仕方が違ってきます。
人間って、幸せなときって意外にまったりとして
過ごしてしまうものなんですよね。
結婚前にはあんなに一生懸命していた自分磨きも、
日常生活に流されて、
気がついたら何年も経っていたなんてこともあります。
つまり、「自分磨き」 とは婚活のキーワードではなく、
豊かに生きるための一生のキーワードなのではないでしょうか。
結局、一生自分磨きなのだってことなんですよね。
（これって、私自身に言い聞かせております。
ホントにもっと勉強しておけばよかったと。トホホ・・・）
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