肌身離さず持っているものって?

最近20代限定の合コンの主催者とお会いしたのですが、


盛り上がる合コンにするために、いろいろ演出を考えるのが


大変であると同時に、楽しみでもあるそうです。



そんな彼の頭の痛いことの一つは、


合コンが始まっても、ケイタイをカチャカチャしている人が、


必ずいることだそうです。



「何のためにここにいるの?」


「そんなに一刻を争うことなの?」


「皆初対面なのに失礼だとは思わないのかな」


と、彼は心の中でヤレヤレと思うそうです。



一応、やさしく注意をするそうですが、


それでもケイタイは肌身離さず手に握っているんだそうです。



こうなると、ケイタイが自分の体の一部になって


しまったようですね(笑)。




結婚相談所のお見合いでもありました。



女性の方が、お見合いの最中にバックの中のケイタイを


チラッと見るんだそうです。


ケイタイのチラ見です。



一度くらいなら気にならないのでしょうが、


二度、三度となると男性も気になってきます。


「何かご家族に気になることでもあるのですか?」


と聞いてみたそうです。



その返事が、ケイタイを見るのがクセになっていて


目がついそちらにいってしまった、とのことでした。



彼女が申し訳なさそうにしていたので、もう一度


お見合いを仕切りなおそうと思ったけれど、


何だか白けてしまったとのことでした。



これ実際にあった話です。




ケータイというのは、別に今、どうしても伝えなくては


ならない用件があるわけではないのに、


何となく誰かとメールをしている、


そうして時間をやりすごすことで奇妙な安心感を


得ようとしているところがあるのだと感じます。



それを通して他人と曖昧につながることへの安心感、


とでもいうのでしょうか。



いつでもどこでも繋がっているのはいいのですが、


何だか人間同士が本来持っている距離感が


取りにくくなったような気がするのですが・・・。




さて、合コンやお見合いのときには、ケイタイが相手に失礼に


ならないように気をつけたいですね。

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