自分を売り込むためには、ときには仕掛けも必要

私の相談所で婚活していた男性(30代前半)の趣味はランニングでした。

フルマラソンの大会に何度も参加している本格派。

その彼ですが、スポーツだけでなく、大学は一流大学卒、

一流企業勤務でしたから、プロフィールの段階で多くの女性にとって

とても魅力的なわけです。

もちろん、お申込みが殺到しました。


そんな中で、「私もランニングが好きです。もし、一緒に走って

いただければ嬉しいです。よろしくお願いします」という

メッセージ付きで、彼に申し込んできた女性がいました。

彼の趣味に焦点を当てて、メッセージをくれた女性は彼女一人。

ものすごくといっていいほどの女性が、彼めがけて攻めてきたのに、、、

です。


相手の男性の趣味に合わせて、”私もあなたの趣味に興味を持って

いるよ”と売り込むことは王道でしょう。

とかく男性というのは、自分の趣味や考えを肯定されるのが大好き

なのですから。

もちろん、嫌いなこと、苦手なことなのに無理に合わせる必要は

ありませんが、相手の趣味に寄り添うことは婚活する上で、

有効な駆け引きなのです。


その結果、彼はたくさんの女性の中から、彼女を選んだのでした。

そして、初めて一緒にランニングをしたら、彼女は途中からハァハァ

と息が荒くなり、泣き顔になりながらスローペースで、一生懸命に

彼についてこようとするのだそうです。

とにかく、その姿が健気で可愛くて、彼は彼女に惚れて

しまったのでした。

このことから、私が言いたいことは、たくさんのライバルの中から

自分という商品を売り込むためには、ときにはちょっとした

仕掛けも必要だということです。


結婚後、彼女は子育てに忙しいということもありますが、

ランニングは一切していないとのこと。

彼一人で毎日走っているそうです。

それでも、二人は可愛い子供に恵まれてラブラブですラブラブ


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