現実逃避の手段として結婚を考える

以前私の相談所の男性会員さんがお付き合いした女性は、

とてもチャーミングでした。

毎回のデートは楽しく、このままいけば結婚！と彼は決心

していたのです。

ところが、です。

ある時から、彼女が仕事の不満を言いだしたとのこと。

最初、彼は親しくなったからこそ、心の内を話してくれるのだと

嬉しかったそう。

しかし、彼女の話を聞けば聞くほど、今の状態が嫌で嫌で

しょうがないから結婚に救いを求めているとしか思えない

ようになりました。

そこから、彼女に対して以前のようなときめきを感じなく

なってしまった彼。

彼の年収は共稼ぎをしなくても十分やっていけます。

しかし、それを最初からあてにされても困るというのが

彼の本当の気持ちなのです。

もちろん、女性の仕事スタイルは結婚後、出産などで

変化していくことはいうまでもありません。

しかし、今の状態が嫌だから、結婚すればすべて変わる

とばかりに、焦りを見せられると男性は引きます。

これが昔だったら、「そんなに大変なら僕のお嫁さんに

なったら」なんて言ってくれる男性がいました。

現に、私の友人はそうやって専業主婦の座をゲット。

それだけ、経済が安定していた時代だったのです。

大企業に勤務していれば、一生安泰とまで言われた世の中でしたから。

ところが、今やそれが通用しなくなりました。

いつどうなることやら、先行き不透明な経済状態。

男性も出来るのなら二つのお財布があればと思っています。

これは、金額の多い少ないではないのです。

男性は、「何かあったら私も働くから」という女性の心意気を

見せてほしいのだと思います。

そんななかで、現実逃避の手段として結婚を考える女性は

すぐに男性に見抜かれてしまうのです。