男性に与えてもらうことばかり考えている

以前私の相談所で婚活していたA子さん（30代半ば）の

譲れない優先順位の一位は、「裏表のない男性」「誠実で

まじめな男性」でした。

なぜ彼女がそれを一位に選んだかというと、20代の頃に

付き合っていた彼の浮気にさんざん気を揉んだからです。

ですから、「一生を共にする相手はまじめな人が一番」と

きっぱりと私に言いました。

彼女の想いが強ければ、そういう人を引き寄せます。

すぐに理想通りの人が現れました。

本来ならば「よかった！」と思うのですが、彼女の場合、

ちょっと違っていたのです。

それは、彼女曰く「誠実な男性は確かに安心感がある。

・・・でも、なんか面白みに欠ける」と。

さらに「前の彼は楽しかった。だから、ほかの女性に

モテたのね」などと。

ここで注目したいのは、彼女は自分の選んだ人に文句

ばかり言っているということです。

つまり、「彼女自身はなにも変化していない」ということ。

彼女は、前の彼は浮気性だったけれど楽しかったと

言っています。　ということは、彼からいろいろ楽しみを学んだはず。

そうだったら、誠実だけれど面白みに欠ける彼に

楽しみを教えてあげたっていいじゃありませんか。

彼だって、彼女と一緒に新しい世界を経験したいと

思っているかもしれません。

それによって、”まじめで面白みに欠ける彼”が、

”まじめで楽しい男”になる可能性は十分ありえますよね。

この場合、彼女が恋愛のリーダーシップをとってもいいわけです。

そうすることによって、男性を見る目も変わってくるのでは

ないでしょうか。

彼女の問題点は、男性から与えてもらうことばかり考えているってこと。

彼女自身が変わらなければ、どんな男性が現れても

「その男性のよさ」がわからないままに終わってしまうのです。

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