
こんにちは。埼玉県吉川市の結婚相談所オフィス悠です。
20年前に活動していたA男さん(49歳・初婚)は、結婚することが目的である結婚相談所に入会すれば目標を達成できると思っていた人でした。
若いころ付き合った女性はいたけれどご縁に至らなかったそうです。その彼がさすがに40代後半になって焦りを感じて私の相談所の扉を叩いたというわけです。
学歴、年収やその他の条件も整っている彼はお見合いが組めるし、その中で交際に発展するケースも少なくなかったのです。
彼は女性好みのレストランを予約したり、デートコースを考えたりと女心をつかむのが上手な人でした。
そして、デート3回目くらいで「僕と結婚してください」とプロポーズ。まだ心の準備ができていない女性は、断ってくる人もいたし、もっとお付き合いしてから決めたいと言ってきた人もいました。もちろん男女のご縁ですから、出会ってその日にプロポーズなんてこともありましたし、一回や二回のデートで結婚を決めたケースもあります。しかし、ほとんどは何回もデートして関係を育んでから決めるのです。
その点、彼のこう言います。
「鴫原さん、結婚を目的とする結婚相談所で婚活していて、お互いに3回くらい会えば結婚を決めてもいいじゃないですか。お互いに年なんだし、そんなに悠長に付き合っている暇もない」と。
さらに、「僕は時間の効率がいいから相談所婚活を選んだんですよ」と。
そこで、私は「A男さん、そりぁあ相談所は3カ月という期限が決められているけれど、ほとんどの人が恋愛のプロセスを経て結婚しているんですよ。それをすっ飛ばしてプロポーズしても相手は戸惑ってしまいますよ」と。
彼は「えーーー、お互いに年なんだから早く決めて家庭を持った方がいいでしょう。その方が時間の効率がいい」。
「昭和初期だったらA男さんの考えている結婚スタイルはあったかもしれません。けれど、現代はほとんど恋愛して結婚していくんです」と私。
「ずい分、効率が悪いなー」と彼。
本当に彼は効率、効率と言いすぎます。仕事の出来る方なんでしょうけれど、こと男女の間では彼の言う効率は通用しないことが多いのです。
話はとてもシンプル。
お見合いして交際に突入したら、何回もデートを重ねて「〇男さんが好き」「〇〇子さんが好き」となると恋愛感情が育ってきていることになります。そうなって初めて結婚という景色が見えてくるのです。そして、プロポーズ。
効率重視の婚活は、人間の感情を軽視していのではないでしょうか。人間は感情の動物だってことを忘れています。
案の定、A男さんの婚活は暗礁に乗り上げたのは言うまでもありません。
(内容は実話ですが、本人を特定できないように脚色してあります)
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