「何を話していいかわからない・・・」

私の相談所の男性会員さん(30代半ば)が、「女性との交流が

ホントに苦手」だと自信なさげな顔をして私に言いました。

お見合いでは、お相手のプロフィールを予習していくから

何とかなるけれど、次に会ったとき「何を話していいかわからない」そうです。


そして、彼の不安は次のデートで的中してしまいました。

なぜなら、お相手が美術鑑賞の話をしてきたからです。

これは、困った、、、と内心彼はビビったそう。

美術なんて、まったく未知の分野・・・。


その時彼がしてしまったことは、「ごめんなさい。僕まったく

美術のこと知らないんだ」と、彼女が振ってきた話題を

終わらせてしまったこと。

それから、何となく会話がぎこちなくなってきたそうです。


もし、彼女がお笑芸人ネタを振ってきたら、野球ネタだったら、

テレビドラマネタだったら、あれもこれもアウトで

その度に「僕は知らなくて・・・」と彼は連発したのでしょうか。


そんな彼に私がアドバイスしたことは、「話はするものでなく、聞くもの」

という意識を持つことが大事だということ。

つまり、相手に気持ちよく話をしてもらえる状態になれば

それでよし!なのです。


その心構えでいけば、相手が美術の話をしようが、お笑芸人の

話をしようが、何だってもってこいのはず。


例えば、「ごめん、美術のことって知らないんだ」とまず一言。

それから「その画家のこと教えてくれる?」「へえ~、今美術展やっているんだ」

と、こんな感じで相手の話題を芋づる式に、引っ張り出して

あげればいいのです。


ここで、ご成婚者の特徴一つ。

彼らは、好奇心旺盛な人が多いこと。

だから、自分が知らないことが出てきたとき、「それ、何?何?」

と、知りたいオーラがすごい。

そして、ご縁があって出会った相手のお陰で自分の世界が

広がったことに感謝するのです。


一方、なかなか婚活がうまくいかない人は、趣味が合わないから

付き合っても楽しくないのでは?と心配する人。

ハッキリ言って、お付き合いに趣味はあまり関係がありません。

あと、自分が知らない話題になったときに、そのことに恥ずかしさ

を感じてしまう人です。


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