こんにちは。埼玉県吉川市の結婚相談所オフィス悠です。
私が２０年以上、会員さんを見てきて入会時と比べてコミュニケーション力が伸びたなと感じる人にはある共通点があります。
それは、「相手のことに興味を持つ人」「好奇心がある人」です。
例えば、お見合いの席で相手が「最近〇〇という映画を観ました」と話したとしましょう。それは、自分が全く知らないものでした。今まで、女性つき合いが少なく、おまけに口下手な彼は、一瞬、頭が真っ白になりかけたのです。しかし、生来の好奇心が幸いして、「それって、どういう映画が何ですか？」と口から出ました。さらに「教えてください」と。
彼の言葉が誘い水となって、生き生きした顔で話し始めた彼女。それから、会話が弾んであっという間に時間が過ぎていったのです。それから、彼は実際にその映画を観にいったのでした。
一方、同じ状況で別の男性会員さんは、「やばい、全然知らない話だ」と言葉に詰まってしまいました。そして、「このお見合い、終わったな」と早くもあきらめてしまったのです。案の定、話が続かない。気まづい沈黙が何回も訪れて、お見合い終了。（これ、脚色してありますが、実際にあった話）
どんなマニュアル本にもこう書いてあります。「質問しましょう。そこから枝葉を広げていきましょう」と。この根底にあるのは「相手を知りたい」という好奇心です。そういう姿勢があるからこそ会話が広がっていくのです。
コミュニケーション力が弱い人というのは、自分の知らない分野やあまり興味のない話題になったとき沈黙しがちになったり、スルーしたりします。スルーされた相手は肩透かしを食らったようになって、心を閉ざしてしまいがちになります。そうなると、結果は推して知るべし。
よくプロフィールの自己PR文に「お相手の好きなことにも興味を持って、自分の世界が広がっていければいい」と書いてあるのを目にします。
これが、コミュニケーションの本質なのです。
だから、あなたのお見合い前にやることはひとつ。
プロフィール文をよく読んで、相手の好きなことについて質問するのです。それから、自分の知らない話が出てきても慌てない。
こういうときこそ、身を乗り出して「それって、何ですか？」「教えてください」と食いついていけばいい（笑）。好奇心丸出しにすればいい。
そういう姿勢こそがコミュニケーション上達への早道なのです。
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