「自分はいいと思っても相手に断られる。まったくお見合いって
うまくいかないですね」と、ある男性会員さん。
ここのところ、お見合いを何回か連続でお断りされているのです。
さぞかし落胆しているのかと思って、私は彼に言葉をかけよう
と思った矢先、彼は「断られたけれど、素敵な人に出会えてよかった」
とか「お人柄がやさしかった」と言うではありませんか。
こういう方は、婚活している方の中では、どちらかと言うと珍しい。
多くの方がお断りを立て続けにされると、ガクッとなるのが
当たり前なのです。
「何が原因なんだろう?」「自分に魅力がないから!?」などと、
自分を責める人も出てきます。
そうなると、自信がなくなってくるんですよね。
それが、態度に出てしまって、次のお見合いもお断りされる・・・。
こういった、負のスパイラルに陥ることが実際あるのです。
そこにいくと、彼はお断りされた相手を「出会えてよかった」とか
「あんな綺麗な人と出会えて運がよかった」と、
必ず褒めるところがすごい。
これは、相手のことを褒めているのですが、彼自身の感受性を
褒めていることでもあるのです。
だから、彼は婚活でうまくいかない時期があってもめげないし、
淡々と行動しています。
それは、一つ一つのお見合いの中に充足感があるからでしょう。
ですから、心の中にゴミがたまることも少なくなるし、いやな感情が
生まれてきても、それを長く引きずることがないのです。
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