「もし、オレがリストラされたらどうする?」

「もし、オレがリストラされたらどうする?」

と、私の相談所の男性会員さん(30代半ば)が、いいお付き合いを

している女性に聞きました。


もちろん、彼の勤めている会社の業績は安定していますから、

そんな心配はないのですが、今の時代何があるかわかりません。

彼が後になって私に話したのは、「ただ、彼女の反応が知りたかった」

そうです。


肝心の彼女の反応ですが、「大丈夫、大丈夫!私が食わしてあげる

からね。アハハハ」ですって。

それから真顔になり、「二人で力を合わせて、何とか食べていける

ように頑張ればいい。だから、悲観的になる必要はない」ときっぱり。


この言葉を聞いた瞬間、彼は心の中で「決めた!この人しかいない」と

結婚を決心しました。

そして、何とその場でプロポーズ!

私はプロポーズは女性へ一生の思い出をプレゼント するのと

同じだと思っています。

だから、とびっきり素敵なレストランを予約して、花束を用意して

と彼にアドバイスしていたのです。

彼もそのつもりだったはずなのですが・・・。


それが、隣のテーブルがくっついたカフェでするとは!

現に近くにいたカップルが聞き耳を立てていたそうな(笑)。

しかし、これも物事の流れ。

もう彼には止めようもないほど、ザザザザァ~と激流が流れて

きたとのこと。


そんな彼に彼女は「はい」と答えてくれました。

さすがに驚いた顔をしていたようですが。 

それから「後で、静かな場所でもう一回言ってね」と、しっかり

念を押された彼でした。


まったく、彼のした質問は一昔だったら考えられないです。

ところが、こんな時代は男性も誰かと支え合いたいのだと思います。

だからこそ、男性が与えるより「お互いに与え合える」関係が

求められているのでしょう。


ズバリ「私と一緒になったら、あなたは幸せになれる」くらいの

気概を持った女性は、不思議といいご縁が巡ってくるものです。

なぜなら、「与える」ことを知っているから。

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