結婚生活をする相手に求められるのは価値観があまり違わないことです。
もちろん、それぞれが持つ多様な価値観がすべてピッタリなんて
ことはあり得ませんから、お互いに折り合わせていくことが必要に
なるわけですが。
ずい分前のお話ですが、私の結婚相談所の女性会員さん(20代半ば)
がお付き合いした男性は、とても優秀な大学出身でした。
彼らは同じくらいの年齢ということもあり、親しくなるのがとても早く、
一カ月過ぎたころには、もう結婚したいと私に言ってきました。
私は、常日頃から「結婚には勢いが必要。ご縁の神様が応援
して下さるうちに結婚を決意することが大事」と会員さん方には
話していますが、彼らの場合、もう少し時間が必要なのでは、、、
と感じたのです。
なぜなら、30代の会員さんならば、いろいろな面を観察しながら
交際して、この人ならば!と結婚を決意しますが、20代は
情熱だけで突っ走ってしまうのではないかと思ったからです。
もっとお互いのことを知る時間が必要じゃないかと。
そうすると、早速、彼らの間に問題点が見つかりました。
というのは、彼女は小学校からずっと私立。
彼は地元の小・中高に通っていました。優秀な彼は塾さえも
行ったことがないそうです。
彼女が一番気になったことは、彼がアンチ私立だったこと。
彼女の希望は、子供は自分と同じように私立の学校で教育させること。
彼らは、早くも将来の子供の教育のことで、意見が対立してしまったのです。
そこで、恋する彼らが気がつかなかった現実が見えてきました。
「私たち、育った環境が違うのね・・・」と。
ただ、この違いは乗り越えていけるカップルはたくさんいます。
ところが、彼が「子供の教育は地元の学校で十分」と主張するし、
私立を否定するようなことを言いだしたようです。
これは、私立出身の彼女が否定されたと同じようなこと。
意外に頑固な彼の一面を見ることになり、「やっぱり育った
環境の違いは乗り越えていけない」となったのでした。
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