男性から求められるのは「励まし上手」な女性

以前、私の結婚相談所で婚活をしていた女性(30代後半)は、

どことなく母性を漂わせていました。


こういう女性は、すぐに決まるだろうと思うのですが、なかなか

どうして彼女の婚活は結構大変だったのです。

なぜなら、彼女は男心をイマイチ理解していないところが

あったからです。


彼女は、よく男性から仕事や婚活の悩みを相談されました。

やはり、彼女の雰囲気が男性の心を開くのでしょう。

それに対して、彼女は「こうすれば?ああしたらいいんじゃない?」

と矢継ぎ早にアドバイスしたり、慰めたりしていました。

彼女にすれば、彼らの悩みに具体的な解決案を示したのですから、

感謝されてもいいんじゃない・・・くらいに思っていたようです。


ところが、なぜかお断りをされてしまう。

理由は「彼女はしっかり者すぎ。結婚したら尻に敷かれる」なんて

言われたこともあります。

こんなことを言われて少なからずショックを受けた彼女。


しかし、私には理由がわかるような気がしました。

それは、彼らにすれば「彼女にアドバイスされちゃっているオレ」

という具合に、一段上から見下ろされているような気持ちになったのです。

つまり、「男のプライド」が傷つけられたっていうこと。


きっと、彼らはアドバイスじゃなくて、「勇気づけて」欲しかったのだと思います。

例えば「○○さんなら大丈夫ですよ」とか「応援していますからね!」など。

それから、そもそも「慰める」自体が男性にはNGであること。

何しろ男性はプライドの生き物なのですからね。


それから、彼女は男性心理を理解して、励まし上手な女性を

目指しました。 つい、あれこれ言いたくなるお口にチャックをして(笑)。


あっ、肝心な彼女のご成婚ですが、2歳年下の男性と結婚しました。

彼から「しっかり者の女房」と呼ばれていますが、「励まし上手な

女房」でもあると私は思いますよ。

だって、彼女は婚活でしっかり男心を学んだはずですもの。



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