結婚相談所へ面談に来られる方のなかには、
仕事が忙しくて気がついたら40代になっていた、
という人が少なくありません。
ここで結婚を考えなくては、このまま50代に突入するか、
一生独身なのかと不安を抱えて、結婚相談所の扉を
勇気を振り絞ってノックして下さったのです。
彼らのお話を聞くと、30代前半から結婚願望はあったし、
ずっと悩んだまま、この年まできてしまったとのことです。
私たちは皆、目の前に問題が立ちふさがっていたとしても、
その悩みをつい先延ばしにして引きずってしまう
ものなのですよね。
この悩みを引きずってしまう心理なのですが、
「問題を解決するよりも、引きずる方を自分で選択している」
と、捉えることができます。
それは、なぜかというと、引きずることが自分にとって
都合がいいからです。
つまり、結婚相手を紹介してもらうために人に頼んだり、
独身の人が集まる場所へ出かけたりするのは、
気が引けるし、面倒なので、それなら悩みを引きずったまま
の方がましだと思ってしまうのです。
厄介なことに、こういう思考のサイクルに入ると、
なかなか抜け出せなくなります。
行動を起こすということは、現状を変化させることですが、
人は誰しも、変化することにはすごく抵抗があるものなのです。
その結果、現状維持を自分自身で選んでいるといえます。
では、どうしたらこういう思考から抜け出せるのでしょうか?
それは、以前心理学のセミナーで聞いたお話ですが、
「これだけ悩みを引きずるということは、自分にとっては
大きな問題で慎重になっている」
と、その悩みが大きな問題であることを認めて
しまうのだそうです。
その上で、本気でその悩みを解決したいのかどうか
こんなふうに自問自答します。
「自分は今、この悩みを本気で解決したいと
思っているのだろうか?」と。
こう考えてみて、もし本気で解決したいと思えるのなら、
そのときは「結果がどうであれ、とにかく決断して行動に移そう」
という方向で選択してみる。
もし、「まだ本気で解決しようという気になれない」と思うのであれば
そのときの気持ちを尊重して「今は決断しない」という
現状維持続行を自分自身で選択するのです。
大切なことは、自問自答して出た答えを尊重することです。
そうすると、心に悩みをずるずる引きずったまま、
時だけが過ぎていくということは少なくなるのではないでしょうか。
※参考文献
『なぜあなたはその仕事を先送りしてしまうのか』
笹氣 健治著
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