遠い未来の夢を語りたがる男性

「僕はいずれ今の会社を辞めて、独立したいんだ。

 そのために何年も勉強して資格をとったんだからね」と、

私の結婚相談所の女性会員さん(30代半ば)とお付き合いして

いる男性(30代半ば)が言いました。


そうしたら、彼女は「それなら30代のうちに独立した方が

いいわよ。私も応援するから!」と。


彼女のこの言葉で、お付き合いから一ヶ月もしないうちに

結婚が決まってしまったのでした。


彼らのお話は、私の長年の仲人経験でも珍しい例です。


例えば、これと同じ話を10人の女性にしたとしましょう。

そうしたら、多分10人とも口を揃えて「えーーっ、私は一部上場企業

の男性とお付き合いしているのに、将来独立したいだなんて

想像もしていなかったし、不安定な生活に耐える自信なんて

ありません」と、言う可能性大。


それくらい、男性が自分の描く未来像を延々と語ってしまうと、

女性は引いてしまうものなのです。


しかし、男性は「結婚する人には自分を認めてもらいたい。

自分の夢を知っておいてほしい」という気持ちが強くあります。


なかには「定年したら、田舎に戻って夫婦で田畑を耕して、自然の

中で生活するんだ」なんて言う男性がいて、お付き合いしていた

女性にお断りされました。

お断りの理由は「彼と私じゃ人生観が違う」ですって。

彼はまだ30代ですよ。それを定年後の計画を彼女に語らなくても・・・。

これが、もっと関係が深まってからなら反応は違っていたと思います。


自分の将来を見据えるということはいいことだと思いますが、今は

楽しいこと、仕事のことなど語ることがたくさんあるでしょうに。


夢は夢であなたの胸の中で温めておけばいいんです。

それを、お付き合いの浅い女性に語っても「えっ!?」と引かれるのがオチ。

そこらへんをわからない男性が多いですねぇ。



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