以前イイ感じで交際中の私の相談所の男性会員さん（30代後半）が、
仕事のことで悩んでいる彼女（30代前半）の相談に乗るつもりが、
会社の上司ような上から目線の発言をしてしまいました。
要するに、「こうしなくちゃダメだぞ」的な言い方をしてしまったのです。
そうしたら、彼女から「ずい分厳しい言い方されるんですね！」と
言い返されたそう。
さらに「○○さんなら、私の気持ちがわかってくれると思ったのに・・・。
話さなければよかった！！」と。
これに対して彼は「君のために言ったつもりなのに、その言い方は
ないでしょう！」って、つい口に出てしまったのです。
その後、気まずい沈黙が続き、折角のデートが台無しになって
しまったのでした。
このことがあってから、いままで自然体でお付き合いしていたのに、
お互いにとても気を遣うようになってしまい、間もなく交際は
ジ・エンドに。
私は彼と早速婚活会議を開きました。
彼曰く「自分は彼女のためと思って言ったことが、こんなことに
なるとは思わなかった・・・」とションボリ。
そこで、私は彼に女性にアドバイスするときのコツを話しました。
彼に限らず男性は「こうしなくちゃダメだぞ」的な言い方を
しがちですが、女性はこういう否定される形のコミュニケーション
に不慣れなのです。
だから男性の命令調や否定調にダメージを受けやすかったり、
反発心を覚えやすいのですね。
ですから、女性から何か相談を受けた場合、
まず、「大変だね～」と共感すること。
そして、意見をいうときには「あくまでも私の意見なんだけれど、
言ってもいい？」などと、必ずエキスキューズをつけた方が
スムーズにいきます。
これは、仕事にも使えます。
「ケアレスミスが多いぞ」ではなく「ケアレスミスをなくせたら、もっといいね」
などと、同じ話し方でも柔らかく工夫をするのです。
女性の場合は、「こうするとよくなるね」と言ったほうが
コミュニケーションがうまくいきますよ。
お断りをされショックを受けた彼も、女性と接するときの
コミュニケーションを身を持って学習したわけです。
きっと、次に活かせはず！
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