あなたの婚活を迷走させる「希望する人は普通でいいんです」

「どういう人を希望しますか?」と私が問うと、「高望みはしません。普通でいいんです、普通で」と。

これって、女性がよく口にする言葉です。

しかし、です。この「普通」って一体どういう人? 年収はいくらぐらいを希望しているのか私が聞くと「えーと、500万円くらいかな・・・」って。

今の日本全体の平均年収は約420万円と私が言うと、「えっ!?」とビックリ顔。

つまり、彼女の「普通」というのは、”見た目も普通”、”年齢も普通”、”年収も普通”というわけです。

それにしても、その人それぞれに「普通」の定義が違うわけですから、ずいぶんと漠然としています。

現に平均年収も把握していないで、500万円くらいが普通かな・・・と考えている人が少なくないわけです。

彼女たちの考える「普通」が揃ったら、かなりのハイレベルの人になっていませんか。

これじゃ、婚活が始まったときによほどの運に恵まれない限り、婚活の海でアップアップします。

見た目だって、人それぞれ好みがあるはずです。あなたの求める「普通の人」はどのような話し方をして、どのような人生観を持っていて、仕事に対しての姿勢はどうか、どういう趣向を持っているのか、過去にどのような困難にぶつかって、どのように対処してきたのか。

このように具体的に考えてみてください。想像力を駆使して。

あなたがどんな人とだったら、多少の苦労を厭わず一緒にやっていけるのかを考えてみるのです。

そうすると、あなたの求める「普通の人」の中身が明確になるはず。

明確にして婚活しないと、あなたの理想とする人が目の前に現れても、ぼんやりと通り過ぎるだけになってしまいますよ。