先日美容院で雑誌を読んでいたら、こんな記事が目に留まりました。
それは、専業主婦の妻に夫が「お前は稼いでいないから」「俺が食わしている」
などの不用意な発言をしたという話です。
今時こんな発言をする人がいるんだと思った私ですが、数こそ減ってきて
いるものの今も昔も変らないのかもしれません。
私の母親世代、 主に昭和一桁の世代ですが、その頃はこういう発言が
多かったと思います。 現に私の父親は大正生まれですが、同じ時代生まれの
母親に「俺が食わしてやっている」と言っていたのを私は覚えています。
ま、母はその場ではしおらしい顔をしていましたが、気にせずに自由に
やっていましたが(笑)。 母の時代は職業を持っている人が珍しく
専業主婦が大多数でしたから、いちいちその発言を気にしていたら
やっていけませんよね。
しかし、現代はそんなことを言われて気にならない人は少ないでしょう。
というより、奥さんが傷ついてしまい、夫婦仲が悪くなるのが
私は心配です。
ここで、以前婚活していた私の相談所の女性会員さんが、共稼ぎに
こだわる男性を目の前にして話したことをご紹介します。
それは、「子育てしている間は、専業主婦は一銭もお金を稼ぐことが
できないかもしれない。しかし、丁寧に育てた子供を社会に
送り出すことは立派な社会貢献である」と。
そのとおり!と私は拍手してしまいました。
やはり、家族の健康を考えた食事を作り、育児をしっかりとやっている女性に
対して「俺が食わしている」発言は地雷ワードじゃないんですか。