今回は 前回でお話した
「今よりも、ほんの５点でもいいから良くなっていたとしたら今と何が違うのか？」
の補足です。
前回、心の中にはなりたい自分があるから、そうでない自分に悩む
と書きました。
なりたい自分があると同時に、あなたはこんな思いも心のどこかで
持っていませんか？
「自分は特別で、才能もあって・・・。 でも、それがまだ発掘されていないから、
今はこの程度の私。 でも、いつかは偶然に何かが起こって
幸運がやってくるかもしれない。次々と有力な人と出会って
いろいろなチャンスを与えてくれるかもしれない」
こんな期待というか幻想が、私を含めて誰の中にも多かれ少なかれ
あるのではないでしょうか？
「きっと、よくなる」
「いつか、いつか、きっとよくなる」
と、思いを胸に秘めているのです。
しかし、こういう風に思う反面、
この期待、幻想とも言えるかもしれない思いが打ち砕かれるくらいなら、
最初から行動を起こさないのが一番だ。
と、自分を信じきれないもう一人の自分がいるということも
ウスウス感じていませんか？
何をやるにも、頭では 「行動、行動あるのみ！」 ってわかって
いるんです。
でも、いざ行動に移そうとすると、心にブレーキがかかります。
モチベーションが急に落ちてきたりして、あるいは、
お金がない、時間がない などの様々な理由を自分で見つけてきます。
そして、結果的には 「なかなか行動できない」 というところに
到達します。
今度はそういう自分に悩む・・・。
なりたい自分と現在の自分との間に距離があって悩む
ということは、こういうことも一因ではないでしょうか。
しかし、これはよく言われていることですが、
人間は 「どう頑張っても実現の可能性がない」 とうすうす
知っている分野には、興味や関心が湧かない生き物なのです。
あなたは、おそらく、自分で自覚している以上の夢を実現
させたいのです。
頑張ってみたいのです。
そうでなければ、悩まないはずです。
しかし、結果を出していないのに、自分の才能、素質を
心から信頼することなど出来ないのです。
だから、自分の気持ちに正直になってみませんか？
それは、自分の立ち位置を知り、そこからスタートすることです。
この自分の立ち位置というのは、
「現在の自分」 = 「平凡な自分」 （認めたくない自分）
です。
そこで、「今の立ち位置からあと５点上がったら何がどう違うのか？」
と、自分に問うてみてください。
この立ち位置をしっかり自覚した人だけが、地についた
行動ができるのです。
次回は、男女のコミュニケーションに戻って、
「タイミングについて」 をお話をしようと思います。
よろしくお願いいたします。
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