何年か前に私の結婚相談所で婚活をしていた
30代後半の女性は、ペットを飼っていました。
彼女は、とても魅力的な女性で、
お見合いも多かったし、交際率も高い人でした。
しかし、何故か、途中で男性から交際を断られて
しまうんですよね。
お断りの理由は、いつも決まっています。
何と、彼女の愛するペットのワンチャンのせいなのです。
例えば、デートの日に、ワンチャンの体調が
悪いとドタキャン。
付き合っている男性が、ドライブに誘うと、
「う~ん、あまり長い時間はダメ。ワンチャンが可哀そうだから」
と。
これじゃあ、男性方もしまいには、「ワンチャンと結婚すれば」
ということになってしまうんですよねぇ。
これで、ことごとくご縁が遠のいていきました。
確かに、一人暮らしをしていて、ドアを開けた瞬間に、
ペットは、ワンワン!と超元気に飛びついてくれます。
このように 「おかえり~」 と迎えてくれる存在が、
とても嬉しいのです。
私は寂しがりの彼女の気持ちはよくわかります。
寂しいとき、苦しいとき、ペットも立派に人間を支えてくれますもの。
ただ、あまりペットに入れ込みすぎると、
「一人の時間が全くなくなる」 ということ。
もともと、一人が寂しいからペットを飼ったわけです。
しかし、一人の時間がなくなることで、
寂しさ自体を忘れてしまう恐れがあるのです。
そして、「付き合う相手ができたとき、その有難味を
見逃してしまう」 ということです。
もちろん、一人暮らしでペットを飼っていても、
デート優先でうまくいく人もたくさんいます。
一方で、彼女みたいに、「ペットのワンチャン命」に
なってしまう女性もいるのです。
こうなると縁遠くなるのは、仕方のないことかも・・・。
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