昨日、いつもお世話になっている花屋さんに行きました。
オフィスのお花を素敵にアレンジして下さるのです。
そうしたら、60代とおぼしき素敵なロマンスグレーの男性が
深紅の立派な薔薇の花束を抱えて、店先で私とすれ違いました。
「まあ、何と素敵な!奥さまのお誕生日のプレゼントなのかな」と思ったのです。
そうしたら、花屋のご主人から聞いたお話によると、
亡くなった奥さまの月命日のお参りのお花なのだそうです。
もう、何年も、毎月その日がくると、主に深紅の薔薇か、時々ピンクの薔薇を
求められるのだとか。
きっと、奥さまは薔薇がお好きだったのでしょうね。
その話を聞いたとき、私は亡くなった奥さまは何とお幸せな方だろうと思ったのです。
もちろん、早く亡くなられたのはお気の毒ですが、何年も月命日に
薔薇の花束を持って会いに来てくれる旦那さまがいらっしゃるのですから。
日々の出来ごとを奥さまにお話ししているのかしら。
こんなにも愛されている奥さまがうらやましい。