私の相談所では、居酒屋でデートを重ねたカップルのご成婚率は抜群なのです。
これはもちろん、お酒のせいもありますが、カウンター席で並んで座る心理的効果が
大きな役割を果たしています。
私のブログでは何回か真横ポジションは仲良しポジションであることを書いていますが、
なぜそれが効果があるのか、もう一度おさらいしましょう。
・ 隣に座ることで、緊張を和らげることができるから
真正面に座った場合、お互いの顔を直視することで目が合い、緊張しがち
・ 隣に座ることで、同じ景色を見ることができるから
隣に座り、同じ景色を見ることで、視覚情報を共有することができる
・ 隣に座ることで、親密度がアップするから
テーブルを隔てた場合に比べ、隣に座った場合、物理的な距離がかなり近くなる
体を近づけることで、親密度がアップし、話をする内容もよりプライベートに
踏み込んだ内容になりやすい
などです。
それでは、気になる人の「右」と「左」、どちらに座るのがいいと思いますか?
あなたが相手を口説くときは、どちらから話しかけるのがいいのでしょうか?
ま、最初から口説くわけにはいきませんから、まずは相手と距離感を縮めたいですよね。
そのときは、相手の「右側」に座ってください。
なぜなら人間には無意識のうちに心臓を守ろうとする本能があるからです。
心臓の位置は、中心よりやや左側。
最初は相手と出来るだけ打ち解けることが目的ですから、
相手の「右側」。
そして、何回かデートを重ねて、今度は口説きたいという場合は、
ズバリ、今度は相手の「左側」に座ってください。
相手にとって左側という弱い部分にあなたが近づく、そして長時間話す、
そうすれば、お互いの気持ちはもっと親密になれます。
人間というのは、それほど自分の心臓を無意識に守っているのですね。
また、人間の脳には、右脳と左脳の二つがあります。
右脳は「感情」を支配し、左脳は「論理」を支配します。
そしてそれぞれの脳は、反対側の体へと神経がつながっているのです。
よって、左の耳に入った言葉はダイレクトに感情に響く右脳に伝わります。
だから、口説くのには「左側」に座った方がよいのですね。
「プロポーズは左の耳にせよ」とよく言われるのも、こういう理由があるからです。
あなたは、どちらに座ろうが勝手でしょ、と言うかもしれませんが、
同じやるなら、効果的だと言われているほうを試したほうがよいに決まっています。
知っているだけじゃダメですよ。
実践しなくちゃ。