『ジョコビッチの生まれ変わる食事』ノバク・ジョコビッチ著

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錦織選手と対戦したことで一気に国内でも有名になった世界No.1テニスプレイヤー・ジョコビッチの

「食事」の本です。

ニューヨークで暮らしている知り合いから聞いた話なのですが、NYはジョコビッチの影響で、

グルテンフリーが流行っているとのことです。

「グルテンフリー」というのは、グルテン(小麦製品に含まれているタンパク質)がない

食事という意味。

なぜこんなに「グルテンフリー」が流行ったのかというと、ジョコビッチが、この「グルテンフリー」

の食事に変えた途端、調子が上がり、世界一を手にしたからです。

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セトジェビィッチ博士は、特定の植物に対する私の不耐症をもっと正確に

計測する方法があると話してくれた。

私の血液検査の結果が戻ってきたときの衝撃は大きかった。

私は小麦と乳製品に対して強い不耐症があり、トマトに対しても少し敏感だったのだ。

「今後、君の体の機能を上げたいのであれば、パンを食べるのはやめなさい」。

セトジェビィッチ博士が言い渡した。

「チーズもダメだね。トマトも減らすことだ」。

「先生待ってくださいよ」。 私は抵抗した。

「うちの両親はピザ屋なんですよ!!」

まだ体が若くて強靭な頃なら、病気になったり疲れを覚えたりするこもなく、

悪い食べ物やストレスにも対抗できたかもしれない。

だが年齢を重ねるにつれ、これまでの食べ方や生き方にしがみついていると、

さまざまな問題に直面することになる。だから、食べ方を変える必要があるのだ。

自分を制御できる力の大きさが、あなたの人生の質を決める。

(本書から抜粋)

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食事のことがわかりやすく書かれていますが、実は超一流になるための規律、姿勢、考え方を

提供してくれる一冊なのです。

空爆が続くセビリアのリビングルームで、ピート・サンプラスがウィンブルドンで優勝する姿を見て、

人生の目標を決めた6歳の少年が、いかにして幸運を手にして、努力を重ねてプロになったか。

金銭的なことや、気持ちを落ち着かせるための方法(瞑想)や、周りの家族、チームに対しての愛情。

そして、人生の局面で然るべき人と出会うこと。その出会いの不思議さ。

大きな夢を持つこと、良い師と出会うこと、新しい手段を求めることなど、

学びが多い本でした。