こんにちは。埼玉県吉川市の結婚相談所オフィス悠です。
随分前にイケメンの男性会員さんが活動していました。
お世辞抜きで芸能界から及びがかかってもいいほどのルックス。そんな見た目抜群の彼は当然お見合いの申し込みがたくさんあったのでした。
ところがです。お見合いを重ねても断られることが圧倒的に多かったのでした。ある女性は彼の写真を見て一目惚れ。 ”この人で決める”と意気込んだのです。でも、彼女も断ってきました。
理由は口数が少ないからです。お喋りが苦手。要するにコミュニケーション下手なのです。
研究職に就いている彼は年収もいいし、仕事に遣り甲斐を持っています。こういう人は昔ならばそんなに苦労しないで結婚できたに違いないのです。
昭和の時代、こんなコマーシャルがありました。それは、「男は黙ってサッポルビール」。
その頃はまだ、「いい男は、そんなにぺちゃくちゃとおしゃべりするもんじゃない」という気風があったのです。名優高倉健さんのように何も言わずとも背中で語るようなダンディズムが、魅力的な男の条件のひとつとしてもてはやされていたのでした。
ところが、現代は健さんばりに背中で哀愁を漂わせていようが、無口じゃ気づきもせずに素通りしていってしまうのです。何よりも自分で考えていること、感じていることをを言語化して相手に伝える能力が求められています。だから、口下手な男性にはハードルが高い。しかし、仕事はもちろん家庭でも口で説明しない限り、関係がすれ違ってしまうのです。
実際起こったことですが、いい交際に進んだのにもかかわらずお金に対する価値観が合わずに交際終了となりました。これなど男性が何も言わなかったため女性は贅沢な生活ができると思ってしまったのです。土壇場でわかったからよかったものの、彼曰く「少しぐらい年収があっても物価高の今の日本で、どういう生活になるか言わなくても想像できたはず」と。つまり、以心伝心を期待していたのです。
そんなことあるはずない。
とにかく口下手男子は、自分の考えていることを言語化する訓練とたどたどしくてもいいから会話することを意識することが大事。そうしないと、お互いの関係に進展も改善も生まれないのです。
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