お見合いをバタバタ断られ怒る

ほとんどの結婚相談所では、お見合いの調整からお見合いの結果まで

仲人を通して行われます。

会員さんにとっては便利なシステムだと思うのですが、「お断り」が仲人を

通して行われるため、一体自分の何が悪かったのか、どうして断られたのかが不透明なので

心がもやもやする人がいるのです。

それに増して、お見合いを連続で相手から断られた場合、これらに明確なお断りの

理由がないと、もやもやとした気持ちが怒りに変わってきます。

その怒りのぶつけ先は私たち仲人なのですが、こういう人たちの言い分は必ず「理由もなく断られた」

と決まっています。

つまり、明確な理由がないと納得できないというわけ。

しかし、現代のお見合い時間は大体1時間、その間初対面同士がそんなに深い話が出来るとは

思えないのです。 ですから、しいて言えば「フィーリングが違う」ということになりますか。

これでは、明確なお断りの理由になりませんよね。

最初の出会いで大事なのは、その人の第一印象、態度、話し方、適度なコミュニケーション力など。

もし、どうしても理由を求めるのであれば、そこらへんを自分自身で振り返ってみることです。

冷静になって、最初に出会ったときのご挨拶から最後まで、どういうご挨拶をしたか、

どういう話をしたか、最後の締めはどうだったのか・・・などすべて書き出してみるのです。

そうすると、次はああしてみよう、こうしてみようと工夫することが始まります。

断られ続けて、仲人に怒りをぶつけてくるというのは、一面は他人に責任を押し付けてくる

自己コントロールのなさが気になります。

もうこれ以上傷つきたくない!という心の叫びも感じます。

しかし、それ以上に私が注目したいのは、その人の向上心。

他者ともっと心を通わせ合いたい心のあらわれだと思っています。

こういうときには、まず、自分自身への質問が大切です。

「どうしたら、断られる率を少なくできるのか?」

「自分自身で改善できることは何だろう?」 と。

怒りの矛先を他者に向けるのはあまりにも簡単です。

けれど、それじゃあなたの成長は何もありません。

怒りのエネルギーは、やる気があるからこそ。

そうならば、どういう方向にエネルギーを使うかはあなた次第なのです。