幸せの中に不幸を探す人

あともう少しで幸せになれるというのに、なぜか不幸探しを始める人がいます。

人それぞれ、何かしら心のブレーキを持っているものです。

しかし、その人の立ち位置はちょっと手を伸ばせば幸せが掴めるところにいるのに、

何で立ち止まっちゃうの・・・と残念を通り越した何とも複雑な気持ちに私はなります。

婚活している渦中は、あんな風になろう、こんな風になろうと夢を描いて、それに向かって

行動をしていたはずなのに、夢が実現しそうになると、途端に不幸探しを始める人が

いるのはなぜだと思いますか?

それは、まずは失敗したらどうしようと怖くなったり、自分が幸せになれるのか

不安になったりするからです。

その人の心の中にあるブレーキがキキキッと音を立てている。

こんな自分が幸せになっていいのか?と罪悪感を抱いてしまうことすらあります。

昔、こんな話がありました。

お見合いで意気投合して順調に交際を重ねていったカップル。

本来ならば、結婚前提の結婚相談所の交際ですから、トントン拍子にご成婚するケースなのです。

現に幸せいっぱいに見えた二人だったのですが、ブレーキがかかったのは男性の方でした。

彼に理由を聞いてみると、残業続きで心に余裕がないとか、給料がなかなか上がらないとか、

上司とうまくいっていなとか、いろいろ出てくる、出てくる。

つまり、こんな自分が彼女と結婚しても男としての責任を果たせないし、

幸せにすることができるのだろうか・・・と、結婚に対して猛烈な不安に襲われたというわけです。

それに対して彼女は、「二人で頑張っていけばいい。一人より二人の方が心強いし、

お互いに支え合うのが結婚でしょう」と。

こんなに理解を示してくれているのだから、彼女との結婚に賭けてみればいいと私は思うのです。

けれど、一旦、不幸探しを始めたら止まらない、止まらない。

そして、厄介なのは、無意識に不幸探しをしているということ。

大切なのは、心の奥底から幸せにむかってまっすぐ手を伸ばせる人に

なることなのです。

つくずく思うことは、幸せというのは、受け取る人の準備が出来ていないと受け取れないもの

だということ。

婚活しているあなたには、幸せがやってきたら両手でワシッと掴める人に

なってほしいし、今から心の準備をしておいていただきたいと思います。

これ、大事なこと。