こんにちは。埼玉県吉川市の結婚相談所オフィス悠です。
昔、私の相談所の男性会員さんが交際中の女性から相談を受けました。彼女は上司との関係がうまくいっていないと悩んでいたのです。
職場の上司がどうのこうのと彼女の話を聞く彼。
ところが、彼女がまだ話し終えないのに口を挟んでしまったのでした。そしてひと言。「君ももっと大人になりなよ」と。
なぜなら、上司ももう少し部下に気を遣えばいいものの、そんなことで悩んでいる彼女も彼女だと思ったからです。だから、つい口から出てしまったのでした。
そうしたら、彼女が黙ってしまったのです。
それから間もなくして、彼女からお断りが入ったのです。理由は人の気持ちがわからない男性とは長い人生を一緒に歩んでいけないと。
もちろん、彼はショックを受けたのですが、なぜ断られたのかその理由をよく理解していないようでした。
そこで、私が彼にこのようなことを言ったのです。
それは、落ち込んだり、むしゃくしゃした時、人は誰かに胸の内を聞いてもらいたいと思うもの。アドバイスが欲しい人もいるでしょう。
しかし、おかしなもので、そういう気持ちは、口に出してしまえばスッキリし、なんだか取るに足らないことのように思えてくることもあるのです。
それに、悩みを打ち明けているものの、実は解決策は、すでにその人の気持ちの中で固まっていたりもします。
つまり、胸の内を聞いてもらいたい真意は、吐き出した言葉を「わかるよ」のひと言で受けとめてほしいのです。
それを、「そんなふうに考えるのはおかしい」「もっと大人にならなくちゃダメだよ」などとたたみ込まれるような言葉は、かえって落ち込んでいる人をドツボに落とすこと。
アドバイスは求められたらすればいい。
ただのグチなら、ただ聞いてやればいいんです。
そう、「わかるよ」「わかるよ」と相槌を打ちながら、ただただ聞いてあげる。
そういう人がモテるんです。
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