こんにちは。埼玉県吉川市の結婚相談所オフィス悠です。
私の相談所のバツイチ女性(30代)がお見合いしました。
出会ったときは笑顔でご挨拶。ところが、帰りはまるで喧嘩別れのようになったお見合いがありました。
さ~て、何が起こったのでしょうか?
最初はお互いに趣味のことやら仕事のことやらで盛り上がっていたのです。話が一息ついたところで、彼がアイスコーヒーを一気飲み。そして、こう聞いてきたのです。
「あの、何で離婚したんですか?」と。
彼の様子から何か聞いてくるなと察した彼女。”まだ会って30分も経っていない人に理由を話す必要ないよね”と胸の内はおもしろいはずはないのです。
だから、「そりゃあ、いろいろあったからですよ」と口を濁したのでした。彼女の答えにくそうな表情から話題を変えてくれるものと思ったのですが、違ったのです。
「いろいろって何ですか?」とさらに聞いてくるじゃありませんか。「だから、いろいろですよ(カチン)」と彼女。「性格の不一致ってやつですよ」と。
「そうですか。。。」と彼。「若いのに大変でしたね」と超上から目線。
カッチ~~~~~~ン。既に不機嫌が限界に達していた彼女でした。そこにさらに追い打ちをかけるように「何年くらい結婚されていたんですか?」と。
さすがの彼女もここでプッツンと切れてしまったのでした。「あのね。会って間もない人に私の過去を話す気はありません」とキッパリ。
そこまで言われれば、「あ、ごめんなさい」となると思いますよね。ところが、彼はそうじゃなかった。「お見合いなんだから、離婚のことを聞いてもいいじゃないですか」と当然のように言ったのでした。
「あ・な・たには、どんなことがあっても話しません!」と、つい語調が強くなってしまった彼女。気まずい雰囲気になった二人は「それじゃ」とその場で別れたそうです。
これ、最悪のお見合いのパターンであります。
実はお見合いで話が離婚のことに及ぶことはあります。もちろん、会話の流れでそういうふうになったのなら問題はないかもしれません。人によってはざっくばらんに話してくれる人もいます。
大事なことは、お見合いだから何でも聞いてもいいという考え方は相手の立場になっていないことです。誰が会って間もない人に自分の過去をさらけ出すでしょうか。
人が自己開示に至るには、二人で過ごす時間が必要なのです。その時間をすっ飛ばして、お見合いだからと何でも聞いていいはずはありません。
どこでも勘違い人間は出没するものですね。
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