よく会員さんから、
「自分は面白く話せないから」 とか
「どうも口下手で困っています」
とご相談を受けます。
そして、「どうしたらコミュニケーション上手になれるでしょうか？」
とお聞きになります。
話を聞いていると、どうも彼らの言うコミュニケーション上手というのは、
相手に物事を面白く伝えたり、おしゃべりが上手な人
と思っている人が意外と多いようなのです。
しかし、コミュニケーション上手な人というのは、
様々なタイプの人がいます。
「この人のコミュニケーションの仕方いいな」 と感じるものは
人によって違いますので、お手本は一つだけではありません。
たとえば、積極的に話していく人を 「いいな」 と感じる人も
いれば、自分はあまり話さずに雰囲気を作っていくのを
「いいな」 と感じる人もいるでしょう。
ですから、できるだけ自分の好みに合ったものを
探すといいのです。
そうすることにより、自分らしいコミュニケーションの仕方
というものがわかってきます。
一番てっとり早いのは、
「この人はコミュニケーションが上手だな」 と感じる人の
真似をしてみるといいのです。
何事も上達の近道はお手本を学ぶこと。
マネぶことです。
昔の話ですが、私がOL時代、
電話の対応がとても上手い先輩がいて、
私はその人の電話対応をお手本にしているうちに、
話し方、声のトーン、間の取り方など、
先輩にそっくりになっていました。
その後、テレアポ、クレームなどの電話対応を経験して
いったのですが、すべて先輩をお手本にして学んだ
ことが基礎になりました。
ということで、自分が 「いいな」 と思った人のコミュニケーション
をマネぶということはオススメです。
そして、コミュニケーション上手な人の共通点は、
ズバリ、「聞き上手」 です。
どんなに話が面白くても、会話が一方通行になってしまったら
いけません。
大事なことは、相手にも話させて
「私のことを分かってもらいたい」
という承認欲求を満たしてあげることなのです。
逆に相手はあまりしゃべる方ではないけれど、
自分が話しやすい話題を振ってくれたり、
答えやすい質問をしてくれたりと、
自分の話をたくさん聞いてくれたとしますよね。
そうすると、どうなるかというと、
「聞いてもらえている」
「わかってもらえている」
といういことを相手に感じさせることが出来るのです。
これが、コミュニケーションの鍵だと思います。
それは、すべて 【聞くこと】 から生まれてきます。
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