「何回お見合いをしても・・・」

打ち込める仕事を持っていて、美人で気さくで話しやすい。


こんなステキな女性はパーティに行けばモテるし、


お見合いも毎週のようにあります。



しかし、何十回とお見合いを繰り返しても、


交際にたどりつくのも難しいという人がたまにいます。



どの結婚相談所のカウンセラーも同じだと思いますが、


お断りの理由を必ず聞きます。



こういう方のお断りの理由は、大体 「相手が頼りないと思えるから」


です。



ご本人がしっかり者なのですから、相手に求めるハードルが


高くなるのも当然なのでしょう。


それにしても相手に求めるものが厳しすぎる気がするのです。



こんな時は私は、何回もお見合いを繰り返し、交際に至らない


という事実の背後にあるものは何かと考えます。



その方の育った環境に目を向けてみるようにしています。


そうすると、たとえば、


・子供時代に両親はケンカばかりしていた


・両親は忙しくて留守がちで、弟、妹の面倒をみていた


・お父さんは、お酒を飲むと家族に辛く当った


など、その方の育った家庭環境が浮き彫りになってきます。



もしかして、子ども時代から


「お姉ちゃんなんだから、しっかりしなさい」


と言われ続けて育った経験があるのかもしれません。



あるいは、


「親に負担をかけたくない。だから自分がしっかりしなければいけない」


と思い続けてきたのかもしれません。



子供時代は親から言われたことを素直に受け止めるものです。



特に、言葉の表面的な部分よりも、その背後にあるメッセージ


を強く感じるのです。



「しっかりしなさい」 という言葉からは、


「強くあれ!」 です。



そして、「強くなければいけない」 と親の期待に添うようにするのです。



このように 「強くあれ!」 というメッセージは、


大人になってからも自分の中から命令するかのごとく


聞こえてくるのです。



その結果、自分にも他人にも厳しさを求めるような生き方


をしてしまうことになるのではないでしょうか。



ご本人は、性格のキツイのは生まれつき と


思っている場合が多いのです。



確かにそうかもしれませんが、


「自分にも他人にも厳しさを求める生き方が、


 自分の中のどこからきているのだろうか?」


と問うてみてもいいかもしれません。



子供時代には、自分ではどうすることも出来ない


家庭の事情がありました。


しかし、大人になったら、生き方を自分で選択できるのです。



「常に強くなくてもいいんだ」 と考えてもいいのです。



ずっと、強くなくてはいけない と頑張り続けてきた


自分をねぎらいつつ、


「今まで一人で背負ってきた荷物を半分背負ってくれる


 人を見つけるんだ」


と気づいた時に、いままでとは違う景色が目の前に


広がってくるのではないでしょうか。

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