親しくなっても彼が心を開いてくれない

お付き合いがだんだん深まってくると、彼女は彼に自分のことを

わかってもらいたくて、家族のこと、仕事のこと、心の中のことなど

何でも話したそうです。ところが、彼はいつも聴き役。

彼女の理想の人は、「自分の話しを聴いてくれる人」です。

だから、最初は「何て心地いいのかしら♪」と、感じていたのですが・・・。

その内にいつも話すのは自分ばっかり、、、と気が付いたわけです。

それで、「彼は心を開いてくれない」と悩み始めたのです。

あと少しでご成婚という微妙な段階でしたから、私は彼女に

お付き合いの様子を詳しく聞くことにしました。

そうしたら、彼から連絡はマメに入っているし、約束は守るし、

思いやりがあるし、私には別に彼女が心配することはないように

思えるのです。

しかし、相変わらず彼が心の中を話さないと彼女は不安な様子。

もしかしたら、彼女は親しくなったら何でも話して当然と思っているのかも

しれませんが、彼はそのことが彼女ほど上手く出来ないのです。

つまり、自分の当然が、他人には当てはまらないってこと。

私が想像するのは、彼は今まで感じていることを話す家庭に

育たなかったのかもしれないし、細々としたことを話して彼女に

心配させてはいけないと思っているのかもしれません。

とにかく、「あまりそのことで神経質にならずに」とアドバイスしました。

あとは、彼女が何かを話した後に「このことについてどう思う？」

などと、柔らかい口調で質問してみてもいいと。

その後ですが、時間がかかったそうですが、彼が少しずつ気持ちを

表現してくれるようになったとのことです。

しかし、相変わらず「私話す人、彼聴く人」だそうです（笑）。

特別問題がないのであれば、それでいいのではないかと私は思うのです。