結婚生活の行方を握るのはやはり会話？

以前、私の結婚相談所で婚活していた男性会員さん（30代後半）は、

洋服のセンスよし、スタイルよしで外見力抜群でした。

条件もいいし、おまけに女性に対してのマナーがスマート。

こんな素敵な男性なら、すぐに結婚相手が見つかると思いきや、

これがなかなかむずかしかったのです。

なぜなら、彼はあまりお話しない人だったから。

こういう人は、一昔前だったら口数が少なくても、その他の

条件がよければ結婚していったでしょう。

しかし、今の時代は「結婚生活の成否を握るのはやっぱり会話」

と何かの本で読んだことがありますが、程度の差はあれ、ある程度の

コミュニケーション力が求められます。

つまり、女性にとってコミュニケーションが円滑にとれているか

どうかは、結婚生活全体の行方を大きく左右する大問題なのです。

ある研究によると、妻がいらだったときに夫が会話を放棄して

しまうと、女性のストレスホルモンのレベルが上昇するのだそう。

会話が途絶れたことでこの上昇が見られるのは女性だけで、

男性には変化が見られなかったとのこと。

ですから、私はこれらのことを彼に説明した上で、

「会話」の重要性に目を向ける必要があるとアドバイスしました。

しかし、彼曰く「自分は一人っ子で、両親は共稼ぎで忙しかったため、

あまり会話をする家庭ではなかった」と。

そのせいか今でも会話は苦手分野なのだそうです。

仕事も研究職なので、仕事関係のこと以外で同僚と親しく

話すこともあまりないと言うではありませんか。

仕事は支障がないとしても、女性とのお付き合いでは何か

口を開くようにしないと。

例えば、自分でも何か会話のネタを一つ用意するとか。