お見合いでよくやってしまいがちな失敗のひとつに「知ったかぶり」があります。
「ああ、それ知っています」
「雑誌で読んだことがあります」
などと。
本当はちょっとだけ単語を聞いたことがある程度なのに。
けれど、相手の話の腰を折るのが嫌なのと、無知と思われるのではないかと不安になりつい知っている振りをしてしまうのです。
そして、相手から意見を求められたら一発アウト!
だって、そもそも相手の話していることを良く知らないのですから。
こういう場合は、素直に相手に「それ、どういう内容の本ですか?」「どういう意味か教えてください」と教えてもらえばいいだけのことなのです。
知らないということは、ちっとも恥ずかしいことではないのです。
そりゃあ、アメリカ大統領は誰?のように誰でも知っていることを知らないのはダメですよ(笑)。
冗談のような話しですが、常識に極端に疎い人がいてことごとくお断りされた例があるもので(苦笑)。
しかし、通常の話題の中で知らないことが出てくることがあるじゃないですか。
その時、相手に「教えてください」と素直に言えるかどうかです。
これは、意外に勇気がいるもの。
というのは、あなたが相手に「こんなことも知らないの」と思われることを恐れているからです。
あなたはソクラテスの有名な教えである「無知の知」をご存じですか。
私は自分が何も知らない、ということを知っている人間は、自分が無知であることを自覚していない人間よりも、もっといろいろなことを知りたい、学ばなければならない、と思える点で勝っていると思うのです。
だから、お見合いで自分の知らない分野の話しが出てきたら「教えてください」と相手にお願いすればいいだけのこと。
恥ずかしいことなんて、何にもない。
「知ったかぶり」は話しの流れの中で、ボロが出てくるのをお忘れなく。