何年も前にお会いした女性会員さんの言葉が今でも私の心に残っています。
それは、「私、自分のこと大好きなんです」と。
さらに「自分と付き合うと、相手も絶対幸せになれる」と言うのです。
彼女は専門職に就いていて、それなりの収入を得ていました。
こういう女性は数多くいますが、彼女ほど自信を持っている人ばかりかというとそうでもありません。
中には「私、自分に自信がないんです」「自分のこと嫌いなんです・・・」などと言う人も少なくないのです。
やはり、表面上は素敵で自信ありげに見える人でも、心の中はいろいろな葛藤が渦巻いているのが人間なのだなと思います。 それでも、皆一生懸命に生きている。
そして、結婚して幸せになりたいから私の相談所の扉を叩くのです。
話が少し横道にそれましたが、あなたは「自分のことを好きな人」の深層心理って知っていますか?
それは、「自分とつきあうと、相手も絶対しあわせになれる」と思っていることです。
中には「自分と結婚したからには絶対に幸福にする」なんて言う人もいるくらい。
これって、ふつう男性が女性に言う言葉ですよね(笑)。
こういう人って生まれつきかどうか知らないけれど、男性性が強いのかなと感じている私です。
一方、「自分のことを嫌いな人の深層心理は、『誰かに幸せにしてもらいたい』と願っています。
私はこれを別によくないことだとは思いません。
だって、私が小さい頃よく観ていたディズニーの主人公は素敵な王子様が迎えにくるのを待っているっていうストーリーが多かったです。
だから、「誰かに幸せにしてもらいたい」願望は多くの女性の心にあるのではないでしょうか。
ただ、自分に足りないところをすべて相手に補ってもらおうとすると、相手はあなたを背負いきれなくなるということ。
そうならないためには、やはり自分を好きになったほうがいいのです。
自分を好きになることは、自分に自信がついてくるということ。
すぐにそうならなくても、少しずつでいいんです。
何といっても、一番長くつきあうのが自分なのですから。