先日、ある仲人さんから電話がありました。
彼女の女性会員さんと私の相談所の男性が数日後にお見合い
することになっているのです。
電話の内容というのは、
「○○さんは、どちらへお勤めですか?」
「具体的にどんなお仕事をされているのですか?」
「会社の業績はどうなんでしょうか?」
「会社でのポストは?」
「大学はどこの何学科ですか?」
「ご兄弟はどこの大学を出て、勤め先は?」
「親御さんはご高齢ですけれど、同居ではないですよね?」
「お人柄は?」
「優しいですか? 大人しい感じですか?」
「お酒を飲むとプロフィールに書いてありますが、どれくらい?」
などと延々続いたのですから、私はまるで尋問されたような
気持ちになりました(笑)。
会員さんの婚活に熱心な仲人さんなのは、よ~くわかります。
しかし、これじゃあ、私からすれば過保護もいいところです。
だって、プロフィールを見れば、お見合い相手に対して
かなりの情報がわかります。
もちろん、学校名などはご本人が公開して欲しいと
言わない限りプロフィールには載せませんが。
お見合い前にプロフィールを熟読するのは大事。
しかし、それよりも大事なのは、お互いに出会ったときの印象です。
相手の態度、言葉使い、声のトーンなどから醸し出される
【その人の雰囲気を感じること】が大切なのです。
それなのに、出会う前から多くの情報を知ることがいいことなのか。
私には、かえって【感じる心】を鈍らせてしまうような気がするのですが・・・。
人と人との出会い、特に男女の出会いは、
【感じる部分】が占める割合が大きいのではないでしょうか。
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