使う言葉でその人の人生観が垣間見える

40代男性考える

以前ご成婚された女性会員さんから聞いた話。

それは、当時交際中だった男性と食事時になると、「軽食でいいんじゃない」とか

「中華でいっか」とか「そこのお店でいっか」とか、必ず語尾が「いっか」とか「いいんじゃない」と

くるのだそうです。

決して、「○○が食べたい!」という言い方ではないところが、食にあまり興味ないんだろうな

と想像できたとか。

これから二人で美味しいものを食べようとしているのに、「○○が食べたい」「○○、美味しそうだね!」

じゃなくて、「○○でいいんじゃない」と言われると、食事の楽しみが半減とまではいかないまでも

美味しいものをたべよう!というノリに欠けてくるとこのこと。

デートの最大の楽しみである食に関してそうなのだから、彼の日常生活が透けて見えるような

気がしたと言います。

多分、「今日の食事は、これでいっか」「残り物でいっか」「ラーメンでいっか」と普段の3食の食事も

「ま、いっか」なのかもしれないと、つい思ってしまうそうです。

そう考えると彼と一緒に暮らすイメージが出来なくて、彼との交際が終わったのでした。

彼女の話を聞いていた私は、こういう思考は大げさに言えば「結婚相手はこの人でいっか」という具合に、

小さな惰性が大きな惰性の連鎖に繋がっていくのではないかと思ったものです。

食べることは楽しみであり大事なことなのに、「ま、いっか」で終わらしてしまうと、人生自体も

そうなってしまうような気がしてきます。

その人がどういう言葉を使うかで、生活や人生観が垣間見えてしまうことがありますね。