美容院でパラパラとしていた雑誌で目についた記事は、
「男性が結婚を強く意識する時」というもの。
病気をしたときとか、友人が結婚したときとか、どの記事にもよく書かれて
いることの他、私が注目したのは「正月に帰省した時、年老いた親の
後ろ姿を見たとき」というもの。
実際に、年が明けてから入会面談で男性の方からこういったことを
聞くのです。 それは、年老いた親父の後ろ姿を見たら、早く結婚しなければと
という理由で相談所の入会を決心したというもの。
実家が地方の人は、帰省するのは主にお正月かお盆の休暇です。
だから、急に親御さんが年老いてきたとか、年齢のため弱ってきたとかが
すぐに気がつくのでしょう。
そうなると、今まで先送りにしてきた結婚が初めて目の前のこととなるのです。
親が元気なうちにお嫁さんを見せてあげたい、自分の落ち着いた姿を見せて
安心させたい、できれば孫の顔もと思うようになります。
こんなふうなきっかけで婚活を始める人って少なくありません。
親御さんは子供が結婚して一人前、身を固めるまで親の責任と
心の奥底で思っているかもしれないのです。
その親御さんを喜ばせて親孝行したいと思うのが、ある年齢に達した
子供の気持ちなのではないでしょうか。