支えになるのは「根拠なき自信」

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何年も前にご成婚退会された会員さんがよく言っていた言葉があります。

それは、どんなに大変な思いをしても『大丈夫、私は守られているから』

『大丈夫、結局は上手くいっちゃうんだよね』と。

「その根拠ってどこからきているの?」と私が聞くと、「別に。根拠なんかありません」と

言うのです。

その会員さんは、見えないものに感謝する気持ちをとても大事にしているとのこと。

その結果、「何があっても、いい方に導かれている」と素直に思えるそうです。

実は「根拠なき自信」「根拠なき思い」は、生きていく上で結構な強さを発揮します。

逆に根拠のある思いは案外弱いものです。

例えば、

若いから、大丈夫。

いい会社に勤めているから、大丈夫。

お金があるから、大丈夫。

親が元気であれこれ世話を焼いてくれるから、大丈夫。

モテるから、大丈夫。

などと、思っていたら、若さや金や資格や会社がなくなったら

自分を支えてくれていたものが崩れていくのです。

しかし、根拠のない思いはそもそも根拠自体がないのだから崩れる

ことがありません。

以前心理学を勉強していたときに、人間の意識の階層は「環境」「行動」「能力」

「信念」「自己認識」で形成されていて、その中で一番大きな影響を持つものは

「自己認識」だと教えてもらいました。

自己認識と聞くと難しそうだけれど、簡単に言うと「自信」や「思い込み」だと

先生が仰っていたのを思い出します。

婚活中の会員さんたちが、だんだん活動が長くなってくると、

「どうせ、私なんて・・・」 とか 「何人会っても決まるような気がしない・・・」 とか

「相談所の中には何人会っても、私に合う人はいない・・・」などという自己認識を

持ちがちになります。 しかし、そこから信念は生まれてきませんし、当然肝心の行動力が鈍くなります。

その結果は、推して知るべし、ですよね。

自分に限界を加えるのは、他ならぬ、あなたなんです。

ならば、『私は何があっても、結局上手くいっちゃうんだよね』と思い込んだ方が勝ち。

それが行動する力に繋がっていくんですから。