仲人として、時には見守ることが大切です。

「結婚することになりました☆」 と嬉しい報告。

何年前かのクリスマスの出来事でした。


女性会員さん43歳、男性会員さん49歳、

2人とも初婚です。

彼らは、横浜のホテルで夜景を見ながらお見合いしたのが6月頃ですから、

結婚相談所の交際としては長かった方です。

男性の方は、彼女との結婚を望んでいましたが、

彼女の気持ちが前向きとは言えない。

したがって、私は彼女にキッパリ言いました。

「残念だけれどお断りしましょうね」と。


そうすると、彼女が必ずこう言うのです。

「いえ、いえ・・・ちょっと待って下さい」と。

このようなやり取りが、2,3回ありました。

彼女の彼への気持ちは、前進するには消極的、

かといって、断ることもできない・・・なのでしょう。

彼女も辛いのはわかるけれど、彼女以上に辛いのが彼のはず。


私がいつも言っているように、決まるご縁はトントン拍子に

いきます。


しかし、中には、切るには切れない、微妙に繋がっていると感じさせる

ご縁があります。

こういう時には、私は、しばらく見守ることにしています。

時の経過とともに、まとまるご縁ならまとまりますし、

もちろん逆の場合も。

ですから、2人を信頼して、後のことは時の経過にお任せして、

温かく見守るのも仲人としては大切だと思っています。



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