お見合いとは結婚が前提での出会いなのだから、短時間でできるだけ
効率を求めようとする人がいます。
相手のことはもちろん、家族のこと、会社のこと、聞けるだけ聞こう
という姿勢でお見合いに来るのだと思います。
だから、質問する、する。
中には、離婚の理由を根掘り葉掘り聞く人もいるのです。
こういう人はお見合いだからといって、何でもかんでも許されると
思っています。 現実的な話をして、早くお互いに見極めようというわけですね。
しかし、よく考えてください。
初対面の人に自分の本当のことをさらけ出す人がいるでしょうか。
こういう話とは、相手側に話をする意思、そして聞く準備があって、
はじめて可能になるのです。
だから、会って間もない人にそのような話をする必要がないのですから、
お決まりの言葉「性格の不一致です」と一言しか返ってこないでしょう。
こういう「知りたがりの人」は、相手を早く見極めることばかり考えて、
相手のことを考えていないのです。
目の前に相手がいるのに、「ひとり芝居」演じているのと同じ。
相手のことに興味を持つこととは、まったくと言っていいほど異質な
ものなのです。