以前女性の方からこんな悩み相談をされたことがあります。
それは、付き合っている彼が服装とか所作をよく褒めてくれるのですが、
それに対して素直に嬉しい！という気になれないということでした。
何だか気恥しくて、すぐに「ありがとう！」と言えないし、そんな自分が
イヤになるとも言っていましたっけ。
それから、彼を褒めるのが苦手。
例えば、彼が髪を切ったとき「よく似合っているね」とすぐに口から出てこないし、
爽やかな格好で現れたときでさえ「うわ～☆ 素敵」と、この簡単なことが
言えないと悩んでいるのです。
要するに「褒めるもの褒められるのも苦手」というわけですね。
こういう人は、子供の頃や学童期に親や先生や周りの人に褒められた
経験が少ない場合が多いのです。
というのは、人は自分の経験をもとに行動を決めていきますので、
褒められた経験の少ない人が人を褒めるのは難しいと言えます。
しかし、これで終わってしまったら、彼とのおつき合いに潤滑油のような
ものが欠けたままだと思うのです。
良い関係を築くためには、褒めたり褒められたり、ありがとうを言い合ったり
が必要なのです。
それじゃ、どうしたらいいのでしょうか？
それは、まずは、人は「褒められて悪い気がする人はいない」と理解するのです。
相手の行動、格好、性格を褒めることにより、褒められた方は気分がいいし、
自信を与えることも出来るのです。
それがわかれば、少しずつ人を褒めようという気持ちになってきませんか。
それから、褒められたとき、無言はよくない。
必ず「ありがとう」と声にだすこと。 これって、大事です。
「ありがとう」という言葉は、褒めるよりもっと力があると言われていますよ。
