「自分のこと、大好きです」と言い切る人がいます。
私は、仕事柄、相当の数の未婚の男女にお目にかかりますが、
意外にこういう人って少ないです。
そして、「自分のこと大好き人間」が婚活を始めると、相手を見つける
のが早いこと、早いこと。
彼らは例外なく直感が鋭い。 そして、その直感に素直に従うことが出来るのです。
直感が舞い降りてくるのは2秒と言われています。
その2秒で決めることができるか、その2秒で舞い降りてきた体の感覚を信じる
ことができるのか。 ここが分かれ道。
これは、やはり、自分に自信がないと出来ないと思うのです。
ちなみに、私も結構、直感が鋭い方なのですが、舞い降りてきた次の瞬間
頭で今の感覚を考えてしまいます。 そうなると、最初の体で感じた感覚は消えて
しまうのです。 そして、違った方を選んでしまったことが多々過去にありました。
私が60年生きてきて言えることは、直感は正しいってこと。
だから、プライベートでも仕事でも、それに従っておけがよかったと後悔
することがあるのです。
きっと自分の体と頭の柔軟さが欠けていたとともに、何よりも自分の
感覚に従うということがどういうことなのか、わからなかったということがあります。
だから、心の声に素直に耳を傾けられなかったのだと思うのです。
そんなとき、誰かに「あなたは自分のこと好きですか?」と聞かれたとしましょう。
多分私はこう答えます。
「好きなときもあるし、そうじゃないときもあるし・・・」と。
きっと、私だけじゃなく多くの人がこのように答えるかもしれません。
けれど、自分のこと好きって言い切れる人は、自分のすべてをひっくるめて
自分のことを受け入れているのです。
だからこそ、自分の中に舞い降りてきた感覚を素直に受け入れることが出来る。
そして、それに従うことが自然なのです。