本日は、仲良し仲人さん３人と千鳥ヶ淵に桜見物に行きました。
いやぁ～、素晴らしかった！！！
こちらは桜の名所だと昔から知っていましたが、これほど見事だとは
思いませんでした。
旬の桜のパワーがこれほど人を圧倒するのかと、初めて知りました。
思い起こせば、私が２０代で会社員をしていた頃、私が仕事をしている場所から
桜並木が見渡せました。
ある時、今まで見たことがないほど、桜が鮮やかな色でこれでもかというほど
美しさを放っていたのです。
私は、時を忘れるほど見とれていました。 今でもその時の情景を
思い浮かべることができるほど。
ところが、次の日、昨日私が見た桜はそこにはなかったのです。
色が褪せている・・・・。 それもたった一日で。
その時の声も出ないほどの、落胆とは違う別の気持ちがありました。
そこに、私はあまりの「はかなさ」を感じたのだと思います。
決して大げさではなく、まだ若い私が人生のはかなさ、物事のうつろいやすさを
これから歩む道に重ねたのでしょう。
それから、私は特別に桜見物に行くということをしなくなったのです。
しかし、６０代に入り、私の脳もその時の衝撃がかなり薄まってきたのでしょう（苦笑）。
すんなり、お誘いに乗ったのですから。
結果は、行って良かったです！！！
あまりの見事な桜、桜、桜に、我を忘れるほど酔いました。
同時に旬のパワーを全身に浴びて、心が浄化されました。
水面に花びらがたくさん落ちています。またそれが美しい。
「落下流水」という言葉があります。
「流れる水面にはらはらと花びらが落ちる。花はどこに落ちようか、
と思っているわけじゃない。水は花びらをどこに運ぼうかと思っている
わけじゃない。たまたまその出会いがあって、美しい情景が生まれているのだ」
『玄侑宗久さんの解説』より
うーん、心に沁みる言葉です。
お昼は学士会館のハンバーグをいただきました。
こちらのハンバーグ、今まで私が食べた中でも上位に入るお味でした。
ちなみに、昨年放映されたテレビドラマ「天皇の料理番」に出て
きたレストランです。
