モテた昔が忘れられない

苦悩するOL

私は、仕事柄、たくさんの婚活している女性にお会いします。

そのなかで、これまでモテてきた人ほど、プライドを抱えている人が

多いのは事実。

「私に釣り合う人」でなければ、結婚できないというプライドの高さ。

それは、若い頃、次から次へとアプローチされてきた経験から、

「もっと条件の良い人や素敵な人が後から登場するかもしれない」と

思い、目の前の人に全力を傾けることができないのだと思うのです。

当然、こういう人は自己評価が高い。

例えば、美人、かわいい、若く見えるなどの他人からの評価を

まともに受けてしまうのです。 年齢が40代であっても。

しかし、です。

時間は確実に流れているという事実。

若い頃と比べて、年齢を重ねてくれば、アプローチの数は激減してくるのを

実感しているはずなのです。

それなのに、あなたの記憶はモテまくった昔のまま。

このギャップに気がついてはいるものの、なかなか現実を

直視することができないのが人間の悲しさです。

ずい分昔に、若い頃芸能界からお誘いがあったという40代の女性に

年収1000万以上の男性を紹介したら、彼女、私に何と言ったと思いますか?

「これくらいの年収の男性だったら、たくさんいたわ」ですって。

結局、こういうことを言いながら、月日が流れていくのでしょう。

そして、「私、若い頃、すごくモテたのよ」とモテ自慢を他人にするのが常。

高すぎるプライドは、そうそう簡単に下方修正はできないようです。