以前、私の相談所の男性会員さんが、素敵な女性と交際しました。
彼は女性にはお財布を開かせない主義。
「僕とデートする時は、お財布をしまってください」なんて真面目な顔で
言うのですから、カッコいい!
よく「男性が女性にお金を使うのは投資」と言う人がいますが、
彼にはそんなことは関係ないのですね。
本当に、年齢に関係なく、さっさと伝票を持ってレジに行って
お勘定を済ませてしまうのでした。
もちろん好きな彼女とのデート、彼は一円たりとも彼女に支払わせたことはないはずです。
それはいいのですが、彼が気になっていたのは、お礼の言葉です。
というのは、彼女はいつも申し訳なさそうな顔をして「すみません」と言うのだとか。
彼女もいつも奢られっぱなしで、心で申し訳ないと思っている気持ちが「すみません」
という言葉で表われてしまうのだと思うのですが・・・。
彼は、この言葉を言われると何だか微妙な気分になるというのです。
何より男性が女性に食事をご馳走するのは、彼女に喜んでもらいたいから。
食事を美味しそうに食べている顔を見ているだけで、満足するのが男性なのです。
それなのに、お勘定の後に申し訳なさそうな顔をされ、「すみません」じゃ
本当に喜んでくれたのかな・・・と思ってしまうのです。
これは、彼女のお礼の伝え方に問題あり!
「すみません」というのは、相手に悪いなという気持ちを伝える言葉
でもあります。
この言葉、感謝の言葉としても通っていますが、申し訳ないという意味合いの
方が強いです。
それよりも、感謝の言葉をダイレクトに伝えたいのであれば「ありがとう」と
言った方が相手の心に響きます。
この「相手の心に響く」がとても大事。
それが、「すみません」じゃ、相手にかえって気を遣わせてしまうし、
肝心な心に響く言葉ではないのですね。
「ありがとうございます」は喜びを伝え、交換し合う言葉であるのです。
ならば、「すいません」ではなく「ありがとう」と言いましょうよ♪