「すみません」より「ありがとう」

HW116_L

以前、私の相談所の男性会員さんが、素敵な女性と交際しました。

彼は女性にはお財布を開かせない主義。

「僕とデートする時は、お財布をしまってください」なんて真面目な顔で

言うのですから、カッコいい!

よく「男性が女性にお金を使うのは投資」と言う人がいますが、

彼にはそんなことは関係ないのですね。

本当に、年齢に関係なく、さっさと伝票を持ってレジに行って

お勘定を済ませてしまうのでした。

もちろん好きな彼女とのデート、彼は一円たりとも彼女に支払わせたことはないはずです。

それはいいのですが、彼が気になっていたのは、お礼の言葉です。

というのは、彼女はいつも申し訳なさそうな顔をして「すみません」と言うのだとか。

彼女もいつも奢られっぱなしで、心で申し訳ないと思っている気持ちが「すみません」

という言葉で表われてしまうのだと思うのですが・・・。

彼は、この言葉を言われると何だか微妙な気分になるというのです。

何より男性が女性に食事をご馳走するのは、彼女に喜んでもらいたいから。

食事を美味しそうに食べている顔を見ているだけで、満足するのが男性なのです。

それなのに、お勘定の後に申し訳なさそうな顔をされ、「すみません」じゃ

本当に喜んでくれたのかな・・・と思ってしまうのです。

これは、彼女のお礼の伝え方に問題あり!

「すみません」というのは、相手に悪いなという気持ちを伝える言葉

でもあります。

この言葉、感謝の言葉としても通っていますが、申し訳ないという意味合いの

方が強いです。

それよりも、感謝の言葉をダイレクトに伝えたいのであれば「ありがとう」と

言った方が相手の心に響きます。

この「相手の心に響く」がとても大事。

それが、「すみません」じゃ、相手にかえって気を遣わせてしまうし、

肝心な心に響く言葉ではないのですね。

「ありがとうございます」は喜びを伝え、交換し合う言葉であるのです。

ならば、「すいません」ではなく「ありがとう」と言いましょうよ♪