もう遠~い昔の話になってしまいましたが、
学生時代に私の方から告白をして付き合い始めた
彼がいました。
そんなルンルン気分の私に、水を差すような出来事が
起こりました。
それは、彼の定期入れの中に前の彼女の写真を発見したことです。
私が怒ったのは言うまでもありません。
彼を問い詰めたところ、
「前の彼女とはとっくに付き合いは終わっているし、
どこにいるのかも知らない。 ただ、何となく・・・」
と歯切れが悪い。
ただ、何となく・・・って、何なのよぉぉぉぉ。
私はその気持ちが知りたかったのですけれど、
彼自身言葉で表現できないらしい。
とにかく、私は前の彼女の写真を大事に持っているという
無神経さにあきれました。
あれから何十年と時が流れ、今だからあのときの彼の気持ちが
わかるような気がします。
男性は、もちろん今付き合っている人が一番大切なのです。
しかし、決して復縁したいなどという思いはなく、
ただ自分とある時期をともに過ごしてきた相手を
いつまでも記憶の中にとどめておきたいのだと思います。
だから、写真も捨てない。
これって女性にはわかりずらい男性の心理というか習性だとは
思いませんか。
一方、女性はどうかというと、私の知る限り、
新しい恋をすると、前の彼氏とのことはあまり話題に出なくなります。
前の彼氏からもらったプレゼントを全部質屋で処分した
なぁ~んて人もいるんですから。
もちろん、人によってはいつまでも忘れられないということもあります。
ですけれど、私を含めて多くの女性は、新しい恋をすると
たまに思い出すことはあってもほとんど前のことは
忘れてしまうのではないでしょうか。
こういったことをうまくたとえている比喩があります。
いかにもIT時代の現代らしい比喩で気に入っているのですが。
私は雑誌かなにかで知ったのですが、あなたもご存知かもしれません。
それは、
「男は過去の女性を ”名前をつけて保存” する」
「女は過去の男性を ”上書き保存” する」
です。
これは、パソコンをちょっと触ったことのある人なら
ご存知だと思うのですが、
過去のファイルを残したまま、新しいファイルを保存したい場合は、
”名前をつけて保存” しますよね。
要するに、新しいファイルをもう一つ追加するということです。
それに対して、”上書き保存” は過去のデータの上に
新しいデータをかぶせることです。
つまり、過去のデータはきれいさっぱり消えて、
一番新しいデータだけが残されるというわけです。
ですから、男性の場合、最新のファイルは今付き合っている
彼女のものだけれど、過去の恋愛ファイルをたまに取り出してきては
眺めたりするわけです。
私が思うに、それは多分、まるで自分史を見るような
感覚なのかなぁ・・・ と思うのですが。
男性ってそういうところがあるような気がするのですが・・・。
男性の皆さん、そこらあたりの心情はいかがなのでしょうか?
でもね。
名前を付けてある過去のファイルを懐かしく眺めるだけではなく、
そのファイルを取り出してきて、
もう一度更新しようなどとは思ってはダメですよぉ。
今、あなたの目の前にいる人が一番大切なのです。
あくまでもセピア色になったファイルは眺めて
懐かしむものなのですから。
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