私は仕事柄、男性から「プレゼントは何がいいだろう?」という
相談をよくされます。
皆さん結構高価なものを考えていますね。
たとえば、高級宝飾店のアクセサリーなど。
このように、結婚前の男性は、ド~ンと高価なプレゼントをしたり、
こまめに花などのプレゼントをしたりします。
では、結婚後、多くの男性はどう変わるのでしょうか?
結婚すると、お互いの関係は付き合っていた頃の
高揚感を過ぎて、安定したものに移っていきます。
そして男性は、彼女を幸せにするために、
独身のとき以上に仕事に励むようになります。
ところが、これが二人のコミュニケーションに変化を与える
キッカケになるのです。
女性は、「付き合っているときには、あんなにいろいろ私のために
やってくれたのに、今では「仕事ばかりでかまってくれない」と、
不満を持つようになります。
しかし、男性は「二人のために頑張っているんだから、
彼女は分かってくれるはず」と思っています。
以心伝心なんてないのですが・・・。
そこで、「君のことを思っているよ」ということを、
何かで表現しないと、二人の気持ちがすれ違ったままに
なってしまうのです。
私の場合、夫の仕事が金融関係だったため、
朝は早く、夜も遅く、週末も仕事に
出かけることも度々ありました。
でも、そんな私たちをつないだのは、お花のプレゼントでした。
「すごい!花束のプレゼントなんて」と、思うでしょう。
でも、そうではないのですよ。
花といっても、帰宅の途中で道端から摘んでくる花なんです。
一輪のコスモスであったり、菜の花であったり、
雑草のときもありました。
それをコップに入れて飾るのです。
そんな小さなプレゼントでしたが、夫の気持ちが伝わってきて
嬉しかったことを覚えています。
結婚生活は、何かの記念日にはお祝いをしたり、
プレゼントをしたりすることは大事です。
しかし、忙しさに流されてしまう日常生活の中にこそ、
「君のことを思っているよ」というメッセージを散りばめて
いただきたいのです。
それは、一輪のお花であってもいいし、一緒に食べるケーキでも
何でもいいのです。
プレゼントに「いつも、ありがとう」の言葉を添えてくださいね。
女性は、あなたの心遣いにグッとくるものなのです。
こういう小さなことの積み重ねが、二人がうまくいく秘訣なのですから。