大切な人を感動させたプレゼント

HW136_L

先日、結婚して20年目の幸せなご夫婦にお目にかかりました。

お二人の慣れ初めは同じ大学のテニスのサークルの先輩後輩同士。

先に好きになったのは旦那さまの方とのこと。

奥さまは「好きでも嫌いでもどちらでもなかった」、なあ~んて言って笑っています。

そのお二人がある夏の日、カフェでお茶をしているとき、素敵な曲が流れていました。

すごく心に沁みる曲で彼女は聞き入ってしまったそう。

「これ、なんて曲か知っている?」と彼女。

「聞いたことがあるような気がするけど、うーん、わかんない・・・」と彼。

彼女はその曲がどうしても気に入り、あちこちで探したそうです。

けれど、曲名も知らず、歌手の名前も知らずで見当さえつかない。

わかるのは頭の中に残っているあいまいなメロディ。

ただそれを口ずさむだけ・・・・。

季節は夏が過ぎて、秋がやってきて、クリスマスソングが聞こえる頃になりました。

二人のおつき合いは相変わらず友達のまんま。

そして、やってきました。 クリスマス!

その日、彼から何気なく渡されたのはCDでした。

「帰ったら聞いてね」と彼。

それで、帰って聞いてみると、あの曲!、あの曲!!、あの曲!!!

探し求めていた曲でした☆ その時の感激といったら、言葉では表現出来ないほど。

実は彼はずっと彼女が探し求めているのを知っていたのです。

それで、彼もあいまいな記憶をたどってあちこちで探して、やっと見つけたそう。

ただただ、彼女の喜ぶ顔を見たい一心で。

それからですって。 彼女が彼を友達以上に意識し始めたのは。

このお話を聞いたとき、「これぞ、プレゼントの本質!」と私は唸ってしまいました。

そして、お二人は現在に至っているわけです。

素敵なお話ですので、お二人の許可をいただきブログにかかせて

いただきました。